9/13(水)に中京テレビにて「ドローン建設DX勉強会」を開催いたしました!
会場にお越しいただいた皆様、オンラインでご参加くださった皆様、機材トラブルにより冒頭お待たせしてしまいましたが、最後までご参加くださりありがとうございました!
今回はそのレポートをお届けしていきます💌
ドローンDX勉強会とは
中京テレビのドローンスクールそらメディアが主催となり、「建設業×ドローン」をキーワードに、ドローンのこれからについて学ぶ勉強会です。
ゲストをお二人お迎えして、今後のドローンの展望や実例をもとにお話しいただきました。
・国土交通省にて無人航空機関係施策を担当されている勝間様
・ドローン測量をビジネスとして手掛けている株式会社安田測量の安田様
国土交通省 勝間様
「無人航空機の国家資格と今後の展望」
▽無人航空機に係る制度の歩み
・ドローンの動向
・ドローン規制について
└かつての規制、ドローン規制の契機
・無人航空機について
└ 法改正、飛行空域・方法、登録制度、登録の状況、飛行レベルなど
・レベル4実現に向けた取り組みと全体イメージ
▽無人航空機の機体の認証制度、ライセンス制度、その現状と今後の展望
・機体認証制度の概要
・操縦ライセンス制度の概要、登録講習機関
・運航管理用件の概要(新たな運航ルール)
・航空法に基づく無人航空機の事故、重大インシデント、事故件数の推移
・新制度の運用状況について
・機体認証の取得、申請状況と、取得促進に関する取り組み
▽国土交通省として、今後の展望
勝間様には、昨年12月に制定された国家資格の背景や、今後の展開、国土交通省として促進していくポイント等をお話しいただきました。
国土交通省としてドローン活用を推進していくには以下がポイントになるようです。
☆レベル4飛行を段階的に拡大していく
☆ライセンスの取得促進
☆機体認証の取得促進
現状ではまだ事例が少ないため、社会実装面で物流・医療・インフラプラント・点検・防災災害対応など様々な場面での活用を検討しておられます。
そして、新制度はレベル4飛行を可能にしたという点が大きな変更点でもありますが、
一般ユーザーにとってはレベル4以外の飛行において
「第二種型式認証された機体」と「二等無人航空機操縦士のライセンス」があることで、
個別の許可承認が不要になるというのも大きなメリットであると考えられます。
と、いうこともあり、ポイントで挙げられたように国家資格ライセンスの取得と、機体認証の取得を促進していくことに国として現在は注力されています。
この個別の許可承認が不要になるというのは作業面でスムーズになるので、これから仕事で必要になる方、必要になりそうな方は資格を取得するに越したことはないですね👀
株式会社安田測量 安田様
「産業ドローンで建設現場をリードする」
~建設産業界での活用事例~
▽ドローン測量の概要
・そもそも測量とは?
・ドローンを用いた測量のイメージ、実際の飛行・撮影方法
・写真測量の精度
・ドローンレーザ測量について
▽建設現場でのドローン測量の実情
・写真測量機材、レーザー測量機材の各特性
・測量事例(使用機材と選定理由、機材の細かな設定、実際の計測結果)
・作業効率向上のデータ分析
・応用事例
└ 高低差のある現場(対地行動を一定にさせる飛ばし方がポイント)
└ グリーンレーザ測量(水面の下の地形も測量可能)
└ ICT活用工事での3次元設計データ(地表面データと3次元設計データで土量が算出可能)
└ メタバース空間の作成(草の揺らめきが表現可能)
▽まとめ
・産業用ドローンによる3次元測量の一般化(誰でも高精度なドローン測量ができる)
・公共事業やICT施工、3次元設計データ作成への応用
・建設DXの推進(メタバースの活用で一般の方にも視覚的にわかりやすく伝えられる)
安田様には、活用事例をもとにどういった機材を使用するのがいいか、実際にどのような方法で撮影しているかを、業務難易度と価格帯の比較図を用いて説明いただきました。
これが非常にわかりやすく、自分の状況にはどの機体がいいか考えながら聞くことができる内容で、ご参加の皆さんもイメージしやすかったので社内でしょうか!
ちなみに、DJI Marvic 3 Enterpriseは価格の割に業務の幅が広いそうですよ( ..)φメモメモ
そらメディアのご説明と産業機デモフライト
最後に、我々そらメディアについてご説明させていただきました!
そらメディアの意義であったり、スクールの内容、ただスクールとしてだけでなく「資格をとったその先」までサポートさせていただくのがそらメディアである、という点をみなさんにお伝えできていたら嬉しいです。
そして、説明の後には産業機を使用してのデモフライトを実施!
使用した機体はDJIのMatrice300RTK。
画面をお見せしながら何ができるかを披露しました。
できること
☆離れた位置からの拡大
☆高所の点検を容易に
☆カメラの視点移動は画面を指でタップするだけ
☆手放しでドローンが止まってくれている
☆赤外線カメラでの温度確認
これには現地で参加されていたみなさんも興味津々にカメラを手に取って撮影されていました📷
また、会場にはDJI製の最新ドローンを展示しており、デモフライトした機体以外にもいくつか産業用ドローンを見ていただけるようご用意しておりました。
以上で、第1回そらメディア主催の勉強会が終了となりました。
ご足労いただいた皆様、遠隔から参加いただいた皆様、誠にありがとうございました!
開催したことによって我々も改善すべきところが具体的に見え、お客様とコミュニケーションをとる貴重な機会となったので、また次回開催に向けてブラッシュアップしてまいります。
今回来ていただいた方々は再度、今回参加が難しかった方は次回ぜひご参加いただけたら嬉しいです😊
最後に、ドローンの講師である先生がこの日はカメラマンをしていた写真を添えて。
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